播州織総合素材展2020

開催期間

2020年1月29日(水)/30日(木)

日程・スケジュール詳細

開催場所

アキバ・・スクエア

会場・アクセス詳細

主催

(公財)北播磨地場産業開発機構

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播州織ジョブフェア

播州織コレクション2020

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播州織ジョブフェア

金田 菜々希(かなだ ななき)
金田 菜々希(かなだ ななき)
■出身地:
愛知県
■出身校:
神戸芸術工科大学デザイン学科
ファッションデザイン学科
■仕事内容:
テキスタイルデザイン、ホームページ運営

できないことを失敗から学べるのは、産地ならでは。
生地づくりの枠を飛び出し、夢は「産地デザイナー」!

①西脇市へ移住した理由

学生時代にテキスタイルを学んでいたので、産元という仕事に興味がありました。学生時代の産学連携プロジェクト(*)でも西脇市には関わりがあったんですが、小さな失敗も情熱を燃やして改良していこうという力がすごくある町だと感じて……。「私も西脇市で産元に入りたい!」と思ったんです。

*西脇商工会議所と神戸芸術工科大学との産学連携プロジェクト「n+able(ネイブル)」 播州織に伝わる高品質な綿素材と、神戸芸術工科大学のデザイナーとのコラボレーションによる商品開発と情報発信。「地域産業の活性化・人材育成(実践の場を学ぶチャンス)・町の活性化」につながるオリジナルブランドの発信を目的とする事業

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

すべてが新鮮です。町全体で取組む様子を見ていると、自分も一緒に一からつくっている気持ちになれます。播州織の知識がまだ少ないので、無理なことを言ってみんなを困らせることもありますが、未経験で未熟だからこそ新しいものが生まれる……そこを私には求められていると思っているんです。いずれは生地のデザインだけじゃなく、産地をデザインしたい。「産地デザイナー」になって産地を元気にしたいです。

③播州織の魅力、産地の魅力

生地の新色を「刈りたての稲穂の色にして!」と伝えたら、ちょっと困りながらもピッタリの色で試織してくださいました。突拍子もない提案も「職人魂がうずくわ!」と楽しんでつくってくださるんです。人と人が触れ合いながら、ものをつくっていることを実感しました。話し合う工程にストーリーがあり、ブランドになる。そんな生地にこそ価値が生まれると思うので、この姿勢は変えずに企画をしていきたい。周りの人と話し合い、失敗作から「できないこと」も学んでいきたい。新しいものづくりをカタチにすることで、産地へお返しができたらいいなと思っています。

④西脇市に住んでみて感じること

住み心地がいい。自然に恵まれている。それに人懐っこい! 親戚の人たちの中にいるみたいで、一人で来たけど一人じゃない感じです。また、叱るよりアドバイスをくださるので、人を育てる土壌ができてるんだと感じます。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

新しいものを採り入れようとする力にあふれ、それでいて一本の筋は通す。現場を見せてもらいながら企画ができるので、新しいアイデアも生まれやすい環境です。これは、産地に入ってみて初めてわかることだと思います。日常を飛び出して新しいことを始めようと思う人たちは、迷っているなら来てほしい。みんな親戚のように温かく迎えてくれますから、心配しないで!

金田 菜々希(かなだ ななき) 仕事風景
鬼塚 創(おにづか そう)
鬼塚 創(おにづか そう)
■勤務先:
株式会社播
■出身地:
東京都
■出身校:
文化ファッション大学院大学(BFGU)
■仕事内容:
生産管理/ストールや製品サンプルのデザイン・製作

①西脇市へ移住した理由

最初は東京で就職先を探していたんです。「自分でブランドを立ち上げたい」「世の中に必要とされるようなモノをつくりたい」という目標をかなえるのは、アパレルにデザイナーとして就職することだと思っていましたから。でも実は、それが最善の選択なのかどうかは疑問だったんです。
そんな時「播州織産地にデザイナーを呼ぼう」と西脇市長がBFGUを訪問され、出会う機会をいただきました。これからの時代に必要なのは「テキスタイルの産地に入ることでできるものづくり」だということは漠然と感じていましたが、播州織を使ったブランド「hatsutoki(ハツトキ)」を知ることでいっそう関心が高まりました。やりたいことは東京にいても産地にいても同じ。それなら行ってみようと決心しました。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

今の仕事の中心は「受け渡し」と呼ばれる生産管理です。産地で生地ができあがるまでの基本的な流れを知ることができるので、自分にとっても大切な仕事です。直接ものづくりに携わっているのは、ストールや製品サンプルのデザイン・製作。自分で生地から製品まで提案するので織りの現場に行くことが多いんですが、最近職人さんに名前を覚えてもらえるようになりました。実際に織機を前にして、何ができて何ができないかを知ることができるのは産地ならではの魅力です。西脇に来て良かったと思います。

③播州織の魅力、産地の魅力

播州織の基本は薄手の綿織物です。糸や素材の選び方で表情が変わるため、「らしさ」にとらわれない自由度の高さが魅力です。そんな様々な要望に応えられるだけの技術力の高さで、何でもつくることができるのが播州織なんです。

④西脇市に住んでみて感じること

まず、ごはんが安くておいしい。住まいは空き家を貸してもらって一軒家暮らしです。通勤は車を利用しています。西脇市から家賃補助も出ているので、いい方だと思います。東京にいた頃のように美術館に行けないのが不便ですが、ネットで情報は入るので、特に不自由はないです。ファッション関係の方々中心に地域での交流も広がりつつあります。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

今、西脇には播州織の魅力に惹かれ、新しい何かを始めようという人が集まってきています。産地にはもともとデザイナーは存在していません。指導を仰ぐ存在がいないので、産地のデザイナーとして何をしたらいいのかを自分で考えられること、「私はこういうことができます」という強みを言えることが必要です。 僕が西脇で就職したのは、自分でブランドを立ち上げて続けていくことが目的だったから。そのためには、産地に入ることが一番の近道だと思ったからです。はっきりとした目的を持って西脇に来るなら、とっても良い選択だと思います。

(参考資料「センケンjob新卒」)

鬼塚 創(おにづか そう) 仕事風景
宮崎 紗千子(みやざき さちこ)
宮崎 紗千子(みやざき さちこ)
■勤務先:
株式会社丸萬
■出身地:
兵庫県
■出身校:
倉敷市立短期大学服飾美術学科
■仕事内容:
営業アシスタント・「ママージュ」制作チーム

地元出身だからこそ気づいた、播州織の魅力。
知識も人脈も想いも、産地でこそ育ってゆく。

①西脇市へ移住した理由

もともと、ファッション業界の企画や制作に興味がありました。播州織の地元・多可育ちなので、織物まつり(*)で開かれる播州織ファッションショーなど、身近なところで存在を感じることが多かったんです。播州織ってこんなことができるのか、あんな生地もつくられているのかって、常に印象に残っていました。
私自身も高校生活での服飾との関わりを通じて、播州織に関わる仕事に就きたい気持ちが高まって……。進学で西脇を出たことで、他の繊維産地も魅力的でしたが、地元で仕事をしたいと思うようになりこちらに就職しました。

*播州織の振興や日本のへそ「西脇市」のPRのための夏祭り。地元高校生による播州織ファッションショーや花火大会など様々なイベントが開催される

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

今は営業アシスタントとしてのデリバリー業務と、オリジナル小物ブランド「ママージュ」に関わっています。割烹着やエプロン、帽子などの小物を自社の生地で制作しているんですが、主に生地カットに携わっています。
スワッチづくりなどを通して、生地への見方も変わってきました。素材によって違った表現ができることの再発見ができたのがとても楽しいです。楽しいことだけでなく社会の厳しさなど、いろんなことに向き合う中で、自分が成長できているかどうか日々確認しています。

③播州織の魅力、産地の魅力

播州織の生地は、とにかく色がきれい! 表現の自由度はかなり高いと思います。入社して間もない頃、先輩方が見ていた海外ブランドのサイトで、弊社の生地が製品になってランウェイに登場していたんです。実際に出荷作業をした先輩方が「大変だったね」と嬉しそうに話されている様子を見た時、ただ生地をつくって売っているだけじゃないこと、こんな田舎でできた生地が世界へ発信されていることに感激して……。結末の壮大さに改めて播州織の魅力を見つけた気がしました。

④西脇市に住んでみて感じること

通学途中にあった工場が機屋だったんだ、加工場だったんだとか、友だちの家が実は機屋さんだったんだとか……。「ここは産地だったんだ!」って、働き始めてようやく気づきました。それは播州織製品に対しても同じこと。私は今、ママージュで生地から製品にする過程に関わっていますが、この地域や地元の人々に寄り添う製品を作りたいと思っています。まずは地元に浸透させたいんです。手軽に手に取ってもらえるものを作り、地元だからこそ気づかない播州織の魅力を、もっと浸透させてゆきたいと思っています。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

西脇でデザイナーとして起業したい人がもっと増えたら、若い人たちで産地を盛り上げていこうという流れが強くなるのではないかと思っています。一度足を運んで、いろいろなことを自分の目で発見し、仕事をしてはどうでしょうか? 「産地」に入ってみたいと思っている人は、ぜひ播州織産地の西脇へ! まずは知識や人脈を身に着け、自分の世界をここから広げてください。

宮崎 紗千子(みやざき さちこ) 仕事風景
川村 香芳理(かわむら かおり)
川村 香芳理(かわむら かおり)
■勤務先:
東播染工株式会社
■出身地:
神戸市
■出身校:
上田安子服飾専門学校ファッションクリエイター学科マスターズコース
■仕事内容:
テキスタイルデザイン・マーケティング・プロモーション など

播州織は、日本の魅力。
西脇の地で本気のものづくりに取り組みたい。

①西脇市へ移住した理由

私には、やりたいこと(服の資材である生地の追求)と、やるべきこと(Made in Japanを世界に発信する)がありました。でもそれは、他の産地でも良かったのかもしれません。しかし、私を必要としてくれる人が西脇にいました。これもご縁で、本気でものづくりに取り組む今のパートナーがこの地にいたから、私は今ココにいます。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

オリジナル生地の企画提案が仕事の中心です。テキスタイルのコンセプトを考えることから、国内外の販路拡大を目指したプロモーション、マーケティングも担当しています。テキスタイルのショールーム会社とタイアップし、生地のネット販売も行っているので見本のオーダーへの対応も行っています。
どう仕上がるのか想像がつかない生地ができあがり、「かっこいい」「かわいい」と思えた瞬間は最高に楽しいです。その一方、組織の中にいる以上は自分たちだけ盛り上がってもだめなので、会社全体に広げてゆく努力は必要です。全社員が一丸となって生地を創り上げること、そしてその生地が世に出る感動を分かち合いたいです。

③播州織の魅力、産地の魅力

西脇に来て以来、すべてが新鮮です。勉強になることも、また今までの経験を生かせる場面も多いので、楽しさとやりがいを存分に感じています。産地が一貫体制である上に、弊社は職人集団の社内一貫体制なので、情報・ネタ・思いに加え、作る人の知識がスピーディ!  ものづくりにどっぷりつかれて幸せです。
播州織は、Made in Japanのクオリティとして認知されている「日本の魅力」だと思います。私の中にある播州織のイメージは、コットンの最高峰。肌なじみ抜群の素材感は、シャツ地は播州織が間違いないというプライドと強みを感じさせます。人生のマストアイテムだと思える生地をつくっていることが、私には大きな魅力です。

④西脇市に住んでみて感じること

西脇には「これぞ原点」というステイタスを感じています。自然がいっぱい。食べ物も空気もおいしい。人が好き。本来あるべき生活があります。気持ちのゆとりを持てる場所なので、本質的なものを考えるものづくりの環境には最適です。
私は一から自分で見ないと気が済まないので、東京でものはつくれません。生地を極めたい、好きなら本質まで知りたい、こだわるなら最初からこだわりたいんです。今は、産地で製品までつくれる時代です。同じものをつくるなら、一から極めようと思っています。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

今、西脇は資材から製品まで、ものづくりをする環境が整いつつあります。そして、私たちのような者を必要としてくれる人が、たくさんいらっしゃいます。可能性と未来がある。そんな場所、ここ以外にありますか?? あとは実際に足を運んで肌で感じてみてください。

川村 香芳理(かわむら かおり) 仕事風景
喜田 有寿(きだ ありす)
喜田 有寿(きだ ありす)
■勤務先:
株式会社斎藤商店
■出身地:
明石市出身
■出身校:
神戸芸術工科大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科
■仕事内容:
製織 それに付随する業務全般

グラフィックデザインからアプローチ!
トータルなデザインで雑貨の新たな世界を創りたい

①西脇市へ移住した理由

大学での専攻はグラフィックデザイン。広告デザインを勉強していました。雑貨が好きで、イベントに出かけるうちに雑貨の商品を企画するのもいいなと思うようになったとき、播州織雑貨を扱う斎藤商品と出会いました。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

いろんなことを任せてもらっていますが、主に担当しているのが播州織の生地を使った扇子です。製品化されて届いた扇子の生地が汚れていなか、扇骨が割れていないかといった検品作業を行い、播州織工房館(*)や情報未来館(*)へ納品するのが主な仕事です。
そんな商品管理に加え、実はデザインにも携わる機会がありました。弊社の製品のひとつに「おりづるの扇子」があります。この扇子に使われているのは、広島平和記念公園に届く千羽鶴を再生したレーヨン繊維で織りあげる播州織の生地です。この生地を使ってハンカチを作ることになり、刺繍の図案からパッケージに収める説明書のデザインまで担当させてもらいました。
グラフィックからファッションへ、異なる世界で仕事についていけるのか最初は不安でした。でも、紙も布の雑貨も、企画やデザインに関わるベースは同じだと実感できた時、「グラフィック×ファッション」の発想や視点を、もっと活かしていきたいと思えるようになりました。例えば、ブレスレットやヘアアクセサリーなど、商品タグやパッケージ、リーフレットといったグラフィックも含めたトータルなデザインに取り組み、商品価値を高めたいと思っています。
*「播州織工房館」:かつての織物工場を活用した工房&アンテナショップ。シャツ、ジーンズ、ストール、バッグなど播州織グッズを販売。
*「西脇情報未来館21」:播州織オーダーメイドシャツの専門店。常時1,000種類の生地の中から好みの柄でオリジナルシャツの製作が可能。

③播州織の魅力、産地の魅力

入社するまで播州織を知らなかったんです。テキスタイルに触れる機会もなかったので、今は仕事がそのまま勉強です。いちばん驚いたのは、播州織の「豊富」さ。色はもちろん、柄、素材、風合い、触感など、いろんな種類があることが、おもしろくて新鮮です。
糸の番手で触り心地が違う。織り方で暖かさが違う。始まりは一本の糸なのに、集まり具合によってこんなに違いが出るってすごいと思いました。服地の印象が強い播州織ですが、実は何でもできてしまう魅力的な布。私は、やっぱり雑貨を考えたいんです。糸の種類、布の厚みなど、自分ですべて企画して、オリジナル雑貨の商品開発がしたいと思っています。
テキスタイルを基礎から学ぶことで「これが播州織!?」って、誰もが驚くようなデザインを生み出すこともできるはず。オリジナルブランドを立ち上げたい。ネットショップにも取り組みたい。どんどん新しいことができそうで、今はとても楽しみです。

④西脇市に住んでみて感じること

初めて播州織の製織工場に入ったとき、機織の音の大きさにびっくりしました。今は「365cotton(*)」での綿の栽培にも参加しています。こうした現場の中で学べるのは、やはり産地ならでは。グラフィックからテキスタイルの世界に飛び込んでよかったと思えたのも、西脇がすべて一から学べる場所だからだと思います。
今は仕事と並行して、組織の糸の数を一本一本チェックする練習もしているんです。組合せや本数が変われば、柄もサイズも織り上がりも変わります。絵具のようにいろんな色が混ざり合った多色の生地も、播州織ならでは。チェック、ストライプ、ジャガードなど、バリエーションが豊富なのも楽しい! 糸や生地の性質など、すべてわかったうえで企画ができるようになりたいし、西脇でなら「なれる!」と思っています。
*「365cotton(サブロクコットン)」:種まきから収穫まで、一年間を通して服の素材である綿花の栽培を行うワークショップ。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

西脇のまちは、やさしいです。「教えてください」って言える雰囲気と、受け入れてもらっている安心感があります。私のようなグラフィック出身の人でも、ファッションにこれから関わろうという人でも、不安なく来ることができる場所だと思います。個人的には、雑貨のデザインに取り組める仲間が、ぜひほしいです。

喜田 有寿(きだ ありす) 仕事風景
森口 徹夫(もりぐち てつお)
森口 徹夫(もりぐち てつお)
■勤務先:
L.E.O
■出身地:
神戸市出身
■仕事内容:
製織全般

相棒は、気まぐれなヴィンテージの力織機
オリジナルにこだわる生地づくり
L.E.O.の新たな一員になった若手職人

L.E.O.が扱う織機は、産地に数台しか残っていないヴィンテージのシャトル式力織機だ。
「わしは機(はた)から生まれてきたんや」
80歳の織職人が、大切に守り続けた力織機。周りの機屋が最新式の織機をどんどん導入していく中、頑固なまでにシャトル織機を使い続けた人だった。
この職人の愛した力織機、そしてその力織機で織られる生地の独特の風合いに魅了されたL.E.O.代表兼デザイナーの小泉知士さん。職人の引退の時、この力織機を思いとともに受け継ぎ、オリジナルの生地づくりから製品、販売までの一貫性を持ったものづくりを開始した。

L.E.O.の新たな一員となった森口さんは、「初めて織機を見た時、あんなに荒々しく動いている機械から、あんなに繊細なものができることに驚きました。実際に機械を動かしてみたら、調子が悪くなると一週間くらい平気で止まるんです。そのたび原因を探ることから向き合い、自らの手で修理するというほとんど手織りに近い織機だなと思いました。L.E.O.では、素材選びから始まり、デザイン、織り、製品、販売まで一貫して行うというものづくりの過程を大事にする代表の思いの元、こだわりを追求した商品づくりをしているので、すべての工程に携われることがすごく勉強になり楽しいです」と語る。
現在は交流のある職人と言葉を交わしながら、機械の知識を深め、日々織機と向き合いオリジナル生地を製作している。
代表の小泉さんは「非常に根気強く、そして手先が器用で本当に向いている。今では良きパートナーです」と語る。

「L.E.O.の商品は手にとってみていただければ、その良さはわかってもらえます」
製作工程は手探りだけれど、手探りだからこそ、できあがりの楽しみもやりがいもあると話す森口さん。
「L.E.O.の一員になれてよかったと思っています。代表の小泉がいつも言うのは『仕事で遊べ。そして楽しいこと、興味があることを妥協せずとことんやって失敗から学べ』ということ。とにかく今は、目の前のことを全力で楽しんでやっていきたい。またL.E.O.ではサンプルづくりに何ヶ月もかけることがあったり、商品になるまでとことん追求したものづくりをしているので、今後も他がやらない手間のかかる作業や、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。」
むだな力みも気負いもなく、森口さんは今日も機を織る。

森口 徹夫(もりぐち てつお) 仕事風景
椿原 悠至(つばはら ゆうじ)
椿原 悠至(つばはら ゆうじ)
■勤務先:
大城戸織布
■出身地:
福岡県出身
■出身校:
文化服装学院ファッション工芸専門課程ファッションテキスタイル科
■仕事内容:
織布全般

「産地に骨を埋めます!」
本気の覚悟と営業力で、
織機を操るテキスタイルデザイナーをめざす!

①西脇市へ移住した理由

大学を卒業後、一度は一般企業に就職しました。でも「定年」で人生が終わってしまうのがもったいなくて、自分のやれることで生涯現役を貫きたいと思ったんです。
この道に進んだきっかけは、もともと服が好きだったことと「産地活性」に興味があったこと。「好きな服と産地をつなぐものは生地か?」と思い専門学校へ。産地見学や東京の展示会で大城戸織布に出会いました。やれることは自分で全部やりたい。社会人時代に培った営業力を活かしたい。そんな自分の考えと、今の産地にはない考え方で先行している大城戸さんの方向が一緒だったんです。自分が師として仰ぎたいと思った人は、大城戸さんだけ。だからここに来ました。
産地が低迷している要因を「時代」のせいにしがちですが、僕自身はつくり手の営業不足としか思っていません。同じ考え方の大城戸織布に入ることは、自分もこれから伸びるチャンスをつかめると思ったんです。大城戸さんとの出会いがなかったら、機屋という職業は選択していないですね。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

今の仕事は「全部」です! 毎回決まったことを行うのではなく、現場でその都度起きたことに対応しなくてはならないので、できないことも全部経験し、少しずつ前に進んでいます。
ここでは機械のメンテナンスや改良も、ノウハウを身につけて自分でやっちゃうんです。組織を考えて織機を調整したり油をさしたりしながら、自分で織機を動かし、自分でデザインした生地を、自分で織る。そんなことができるのは、ここだけじゃないかと思っています。自分でデザインをすることより、織ることのほうが難しい。糸や組織が違えば風合いも違う。加工も勉強不足。まだまだ知識も経験も足りません。

③播州織の魅力、産地の魅力

産地の中だけにいるより、他の産地とやりとりをする方がいろんな刺激を得られます。新しいものもそこから生まれてくるので、一貫生産地としてのメリットは正直あまり感じません。他の産地にこそヒントがあると思っています。
産地活性化という自分の目標に向かって、最初はテキスタイルデザイナーとして産地とつながっていければいいと思っていたんです。でも実際の現状を見ると、その産地の中で自分がつくり手になって自ら発信していかないと、活性化にはつながらないと気づきました。だから今は、つくり手として進みたい、アピールしたいと思っています。
営業職の経験から産地を見た時、危機感はあるけれど、その解決のためにどれだけ行動に出ているんだろうと疑問を感じました。もっと「けんか腰」にならなくていいのか? 自分が抜きん出る気持ちがないと、産地全体を盛り上げることはできません。「うちが一番だ」って、みんなで切磋琢磨していかなきゃいけないんじゃないのかと思います。肌で感じる危機的状況は、たくさんありますね。

④これから目指す未来

オリジナル生地を自分で作りたいんです。細番手の綿シャツ地だけをイメージされたくない。うちのように常に挑戦している機屋は珍しいと思うので、いろんなものがつくれることにシフトしていきたいんです。外からやって来るテキスタイルデザイナーではなく、産地の中にいるつくり手としてデザインの主導権をどう取っていくか。その必要性が重要視される時期が来ていると思います。
織機はうまくできているなと、触ってみて初めて気づきました。先人の知恵が改良されて今の織機があるわけですから、さらに自分が改良していくことも目指さなきゃいけない。生地をデザインできるようになるだけじゃなく、織機が故障したら自分で直し、織りたい生地に合わせて織機を自在に扱う。その結果、織りたいものが織れる。それこそ機屋であり、プロのテキスタイルデザイナーだと思うので、早くそこのスタートラインに立ちたいんです。
目標は、3年以内で「若手」と呼ばれる人に追いつき並ぶこと。機屋の中だけじゃなく、いろんなデザイナーとも発想力で競争していきたい。こういった気持ちを表に出すことで、周囲も産地全体も奮起できるはず。選ばれる生地は、つくり手の「人となり」と「営業力」で決まりますから、競争によって成長し、レベルアップすることで生地の価値も上がると思っています。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

自分が産地に入ってみて思うことは、新卒で来るより経験を積んでから来た方がいいんじゃないかということ。一度、田舎に来て夢をあきらめてしまったら、その後、大手に就職したくても難しいのではないかと思います。
「都会でしのぎあうより、田舎に行った方がデザイナーになりやすい」とか「田舎でスローライフを楽しみながら、自分のやりたい仕事をやろう」っていう講演もあると聞きますが、実際に機屋に入ってみたら、工場の中では田舎の空気も吸えないし、暗いところでずっと仕事をしているだけ。ものづくり、生地づくりといった一次産業に取り組みたいなら産地ですが、やっぱり覚悟がないと続きません。
大城戸織布への入社の条件は「骨を埋める覚悟で来い」ということ、そして「オーナー(大城戸さん)を越えて行け」というものでした。産地では骨をうずめる覚悟が必要だと、自分も来てみて思っています。

椿原 悠至(つばはら ゆうじ) 仕事風景
藤田 友弥(ふじた ともや)
藤田 友弥(ふじた ともや)
■出身地:
多可郡出身
■出身校:
文化服装学院アパレル技術科生産システムコース卒
■仕事内容:
企画生産

磨き続けた縫製技術で、自社ブランドを新たに育成!
“洋服”でめざす、播州織のブランディング。

①西脇市へ移住した理由

東京の職場では、展示会などに並べるサンプル製品の縫製や、アイロンプレスの仕事に就いていました。とにかく技術力が求められる仕事だったので、お客様に「縫ってもらった商品のおかげでオーダーが入った」と電話をもらったりすると嬉しかったし、やりがいを感じていました。
昨年、西脇市のファッション都市構想を知り、問合せた時に紹介されたのが今の会社です。
最終製品化まで社内で手がけ、播州織を「服」でブランド化していこうという考え方に共感。この会社なら面白いことができるんじゃないかと思って、入社を決めました。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

私が取り組むこれからの仕事は、ひとつは縫製チームのサポート。もうひとつは、新しい自社ブランドの生産管理です。前の職場では、職人としての技術を現場で重ねてきました。そんな縫製やアイロンプレスの技術においても、またスタッフの指導という立場でも、様々な生地や製品に触れてきた経験も含め、活かせることはたくさんあります。とても楽しみです。

③播州織の魅力、産地の魅力

播州織は子どもの頃から身近にあったもの。まちのいろんなところで機の音を聞いて育ちました。当時は、それが「播州織」だという意識は全くありませんでしたが……。
上京してファッションの勉強をしたり、産地としての西脇のことを聞く中で、すごいところなんだと気が付いたんです。それをいちばん感じたのは、いろんな会社が製品に播州織の生地を使っていることでした。地元を離れて初めて、産地としての存在感を身をもって感じるようになりました。
どんなに歴史が続いても、どれだけたくさんのデザインが出てきても、途切れることなく違うモノが創られます。それって、可能性がまだまだ続いていく証だと思うんです。播州織を軸にして、いろんな人たちがいろんな場面で、いろんなことを考えているんだと思うと、デザインも含めた様々な場面で、もっともっと可能性が出てくるはず。そんな可能性の引き出し合いが、人として育ててもらうことにもつながるのではないかと思います。

④これから取り組みたいこと

これから自社の縫製工場では製品化の数が増え、自社ブランドが育っていきます。新しいブランドを広げるために、工場のしっかりとした土台づくりが、今いちばん大切です。そのためにも、人とのコミュニケーションをしっかり図り、まず人間関係の基盤づくりを丁寧に行いたい。そこから技術指導などへ拡大したいですね。
こうした縫製工場の体制づくりを含め、立ち上げから一緒にやっていけることはとても魅力的で、前職を活かして仕事を任されることにワクワクしています。プレッシャーや責任も感じながら取り組むことで、改めていいものができていくと思っているんです。今のこの環境を与えられたことが幸せだし、やりがいを感じています。仕事を進めるうちにもっともっとやりたいことの選択肢が増えていきそうで、とても楽しみです。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

今、西脇という産地がおもしろくなってきていると感じています。世代もどんどん若くなり、みんなで一緒に産地を盛り上げていける環境だと思うんです。会社単位じゃなく、職人さんたちも含めた産地単位で「この人とおもしろいことをしよう」と、新たな組み合わせが楽しめると思います。例えば、この地域には播州織だけじゃなく釣り針もあります。織物の枠の中にだけいるのは、もったいない。いろんな職種の人、仕事以外での活動をしている人、みんなでひとつになって地域の活性化に取り組めれば、ますますおもしろいまちになっていくのではないかと期待しているんです。
まず、自分から行動を起こしてみることが大切。不安や迷いを抱えて考えるより、産地の中に飛び込んで来てほしい。来てからどうするか考えてみても、いいんじゃないかと思います。

藤田 友弥(ふじた ともや) 仕事風景
宮本 祐子(みやもと ゆうこ)
宮本 祐子(みやもと ゆうこ)
■勤務先:
株式会社丸萬
■出身地:
大阪市出身
■出身校:
文化服装学院ファッション工科基礎科
アパレル技術科卒
■仕事内容:
事業計画部 パタンナー

オリジナルブランド「POLS(ポルス)」から
播州織のイメージを崩したい。

①西脇市へ移住した理由

東京でパタンナーとして働いていました。転職先を探していた時に、紹介されたのが株式会社丸萬です。オリジナルブランド「POLS(ポルス)」の生地がかわいかった! これから洋服も本格的に展開していくと聞き「この生地に洋服の型紙を載せたら、すごくいいものができるんじゃないか」「この生地でつくる服なら、すごく楽しそう」と思ったんです。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

洋服としてのブランド「POLS(ポルス)」を、立ち上げることです。
現在はパタンナーとしての仕事に加え、洋服のデザインも手がけています。パタンナーとして大切なことは、ブランドイメージを崩さず、デザイナーの想いを忠実に再現すること。目には見えない着心地を左右するのは、パタンナーの技量です。一方、デザイナーの仕事も、「POLS(ポルス)」に関しては私の担当。これから発表する製品が、ブランドのイメージや方向性を決めるのかと思うと、楽しさと不安が入り混じっていますが、いろいろなことに挑戦させてもらえるし、いい経験をさせていただいていると喜んでいます。
これからの「POLS(ポルス)」に求められているのは、いい意味で西脇らしくなく、これまでの播州織のイメージを崩すこと。「これが播州織?」と驚かれるブランドを創り上げること。「西脇って、こんなものがつくれるの?」と思われるよう、会社の看板としてだけでなく、産地の看板としても育てていきたいんです。

③播州織の魅力、産地の魅力

先染めの播州織のすごいところは、織り上がりを想像できるうえ、想像したものがそのまま形になって出てくること。今まで手にしてきた生地は、ほぼ後染めだったので「この糸とこの糸を組合せて織ると、こういう生地になるんだ! すごい!」というのが実感です。
そんな生地の産地というメリットの一つに、自社で生地の管理ができることがあると思います。以前、ヘアバンドをつくる時、「つくりたい」と言葉だけで訴えるより、試作品を見せたほうがイメージが伝わり、すんなり企画が通ったことがありました。さらに、手元に生地がない状態からでも、生地を発注できるクイックさも大切なメリット。一貫生産ができる産地の体制の、大きな魅力です。
それを活かす意味でも、私自身がもっと播州織を知ることができたら、「この生地の、この風合いの良さを活かすには、どういう服をつくればいいのか」を考えられます。デザイナーから相談を受けても、今までは無理だと思えていたことの持つ可能性を、生地を知ることで広げられるかもしれない。洋服をデザインするもっと前の段階から関われたら、ますます仕事が楽しくなるんじゃないかと思うんです。

④西脇市に住んでみて感じること

染色、サイジング、製織、加工。こちらに来て、すべての工場を見学させていただいて、ずっと動画を撮っていたくらい楽しかったです。特に製織は、一本ずつ糸が絡み合い、少しずつ少しずつ生地が織り上がっていきます。生地って、プリンタで出力するように出てくるのかと思っていたので、時間がかかることにびっくりしました。産地の中で最終製品までつくることができたら、もっとすごいと思います。
産地の人の口から、よく聞く言葉「変化がなければ生き残れない」。ずっと同じことをしていてはダメだと、私も思います。この産地の中でも、自社ブランドの最終製品は、まだあまり存在しません。これまでとは違う感覚や視点、テイストで、「POLS(ポルス)」らしさのある服をつくることは、大きな変化でありチャレンジだと思っています。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

最終製品をつくることに関しては、知識がある人、経験をしている人の方がおすすめです。生地づくりから携わることも可能なので、関われる分野が広くなり、創作の自由度が高くなるので楽しいです。中でも、コワーキングスペース「CONCENT(コンセント)」は、デザインを起こしたりパターンを引くのに、必要なものはすべて揃っているので、困ることも不自由することもありません。「播州織を盛り上げていこう」という企画や想いは、クリエイターにとって、とても大きな魅力だと感じられるはずです。

宮本 祐子(みやもと ゆうこ) 仕事風景
田川 木の実(たがわ このみ)
田川木の実(たがわ このみ)
■勤務先:
島田製織株式会社
■出身地:
横浜市
■出身校:
女子美術大学デザイン工芸学科工芸専攻
■仕事内容:
企画開発室・企画デザイン

人と人とのつながりを、みんなで育てるのが産地。
やりたいことをまっすぐ求めたい人に、ぜひ来てほしい。

①西脇市へ移住した理由

最初は、職人になりたいと思っていました。でも、技を磨いた先でモノづくりを発展させるには、技術以上の知識が必要だと考えると、自分には向いていないかもしれないと思い始めて……。そんな中で出会ったキーワードが「繊維商社」。産地でモノをつくる仕事があることを、初めて知りました。長野、北陸、西脇など就活で地方に飛ぶにつれて、地方っていいなと思い始めました。とにかく、自分が興味を持ったことをやってみたかったんです。そこにやりたいことがあれば、地方でも構いませんでした。 そんな就職活動中に見た就活情報誌の中で、最初にピンと来たのが島田製織株式会社。島田製織にはハツトキという最終製品があるので、会社が何をつくっているのかが明確でした。ブランドを持っているので発信力があるし、アピールする場も増えるはず。会社として将来を考えている、成長できるところだと感じたんです。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

今は、営業補佐の仕事を教えてもらっています。アパレルメーカーごとの柄の傾向や、求められている生地を自分で調べてサンプルをピックアップするなど、資料をつくって揃えることが主な役割です。6月からは試織に参加する予定で、そこから加工や製織の現場とのつながりができるのも楽しみ。私がデザインした生地を、9月の展示会で出せればいいねという話をしています。
私の目標は、縁の下の力持ちになること。お客様には見えないけれど、最終製品の大事な基本の部分をつくりながら産地も守っている……そんな黒子の役割を果たしたい。頼られる存在になりたいです。

③播州織の魅力、産地の魅力

他の産地を見学すると、つくることから最後の出荷まで、すべてひとつの会社の中で成り立っていました。最新設備は魅力的だけれど、地域とのつながりも伝統も感じられなかったんです。そこに根付く伝統が、どんどん発展していくことが私にとっての魅力。革新を繰り返しながら伝統を守り伝えていくのが、学生時代、工芸を専攻した「使命」でもありましたから。
播州織は糸を染めるだけ、糸を掛けるだけ、生地を織るだけ、アパレルへの営業活動を行うだけという、産地の中での分業制。それぞれの分野ごとにプロがいるのはすごく魅力的! そんな体制に、伝統を守っている産地の魅力を感じました。伝統の革新とは、人とのつながりを大切にしながらみんなで育てていくものだと思うんです。この産地に自由さ、穏やかさ、住みやすさを感じるのは、西脇がそんな産地だからなのかもしれません。

④西脇市に住んでみて感じること

就活を始めるまで、播州織を全く知りませんでした。播州織といえばチェック柄とシャツ地だと思っていたら、播州織工房館(*)で細番手の布を見つけたり、播州織から発展しているバリエーションがいろいろあることを知って驚きました。最初は堅苦しいイメージがありましたが、みんなが積極的に活動しながら製品をつくっているのも魅力的で驚きました。また播州織は、いたるところにあることにも気づき、身の回りの物に使える生地なのでいいなと思っています。
こちらに来てから、組織や素材・加工などについて教えてもらううち、かわいい布っていう見方から「こういう加工があるのか」「こういう素材が入ってるのか」って、目をつけるポイントが変わってきました。自分自身がつくる側の視線になって来たのを感じていて、今は布を見ているのが楽しいです。大学での学びの中で身につけた知識と、今吸収しながら引き出しを増やしている知識とが、いつか合わさって新しいものとして出せるんじゃないかと思っています。昔から、自分のテーマは「向上心」を持つこと。ここで、できる限り成長したいです。

*「播州織工房館」:かつての織物工場を活用した工房&アンテナショップ。シャツ、ジーンズ、ストール、バッグなど播州織グッズを販売。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

勇気をもって「地方」という外に出てみると、おもしろい会社がいっぱいありました。関東じゃできないことや、そこの土地でしかできないことが地方にはあります。お金も時間も労力もかかるけれど、勇気を出して好きなことを求めて地方に行ってみてほしい。「いいな」と思った直感だけで、私はここに来ましたが、そういう直感も大切なのかもしれません。仕事を続けるんだったら、やりたいことをどんどん追い求めるほうがいい。やりたいことをまっすぐに求めるのは、今だからできることなので。好きなことを追い求めたい人は、西脇に来ると楽しいですよ。

仕事風景
藤岡 あやね(ふじおか あやね)
藤岡彩音(ふじおか あやね)
■勤務先:
遠孫織布株式会社
■出身地:
大阪府
■出身校:
Bath Spa University BA(Hons) Textile Design for Fashion and Interiors(英国)
■仕事内容:
製織全般

私にとって今の正しい場所、それが西脇。
播州織の多様な魅力をもっと活かし、伝えたい。

①西脇市へ移住した理由

大学時代、友人を亡くしたんです。それがきっかけで卒業後、イギリスに留学してテキスタイルデザインの勉強をしました。生地はいつも人の周りにあり、人に触れている。だから服地でもインテリアでも、日常に取り込めて、使う人の気分がちょっと明るくなるものを作ることができると思いました。
イギリスでは手織りを中心に制作していたのですが、織物工場の見学に行った際、それまで冷たいイメージを持っていた機械織も、たくさん人の手がかかるということに気が付きました。
「手織りではこんなに自由な図案を、この速さで織るのは難しい。機械だからこそできる生地もある。私もやってみたい!」 そう思ったのが、ジャカード織でした。
モノを使う人にとって「どこで、誰が、どんなふうに作っているのか」わかることで、作り手や土地とのつながりを感じられるのではないかと思っていたので、製織から直販まで行っている小規模の織工場に入りたかったんです。そんな折、播州織ジョブフェアでの紹介で遠孫織布の社長に出会い、「ここで働かせてください!」と頼み込んで入社しました。

②現在の仕事で楽しいこと、厳しいこと

少人数の工場なので必要なことは何でもしますが、糸の準備をする、切れたら結ぶ、織機の不具合を調整する、織り終えた経糸(たて糸)をつなぐ、出荷前の生地を検査する……という作業が中心です。効率よく仕事を進めるために、倉庫内にある1500本以上の糸をリスト化しました。どのメーカーのどの色が、いくつあるのかといった管理を行っています。催事では商品の準備とディスプレイ、販売を任せてもらいました。売り場ごとにお客様の求めている商品はどんなものか、どういう見せ方をしたら手にとってもらいやすいかを考え、あらかじめスケッチを描いて提案しています。
インスタグラムで発信したいとお願いしたのも私です。工場の中や生地が織り上がる様子、新作の紹介などを更新していると、投稿を見て催事に来てくれた方もいらっしゃいました。その他にも「これは店で買えるのか」といった質問や、海外からの問合せも少しずつ増えてきています。写真の撮り方も含め、生地の魅力が届く見せ方でしっかり伝えれば、見つけてくれる人がいることを実感できました。
これからは、誰かの暮らしがわくわくするような生地を自分でも企画設計したい。今、自分の手で糸を通して織っているからこそ「この生地はこの糸を使って、こういう織機で織っているから、こういう風合いになる」と伝えられますし、伝わり方も違うと思っています。

③播州織の魅力、産地の魅力

裁縫もしない、生地も買ったことがない、でも「なんかこれいいね、どうしたらいいかわからないけど」とおっしゃる男性が、催事に足を止めてくださったことがありました。「お好きなように、たとえばテーブルセンターや、棚の目隠しにもお使いいただけますよ」と言うと、「そうか、そうしてみるよ。なんか、眺めているだけでもいい気がする」と購入されたんです。 生地が未完成の状態のように言われたり、洋服などの製品にするところまでがデザインだという人もいますが、私は生地も製品だと思っています。あの男性のように、生地そのものを楽しんでいただくことも、また「この生地で何をつくろう?」というお客さま自身の創造性を刺激することも、商品としての生地の価値だと思っています。
「播州織の魅力」とざっくりまとめられたり、自社の生地について「これも播州織?」と訊かれることも多いのですが、一口に播州織と言っても、今は各社それぞれに個性があります。織工場が自分たちの製品をつくることができるようになったからこそ、工場ごとの強みが表現できるようになり、それが多様性を生みだしている。そんな多様な播州織の良さを伝えていけたらいいなと思っています。

④西脇市に住んでみて感じること

「見せ方、伝え方まで含め、あなたの作品として責任を持ちなさい」とイギリスで学んだことは、現在の仕事にとても役立っています。その学びを活かし、産地の中の他社の担当者さんと「こういう展示方法にしたら興味を持ってくれる人が増えたよ」「こういう工夫をしたらいいかも」などと交流しています。
産地という集合体として勢いづき、向上していくにはコミュニケーションが必要です。違いを良さとして意見を出し合い、それぞれが成長できたら、もっと産地全体が盛り上がっていくと思うんです。
こんないい製品をつくっている織工場が、どうして無くなっていくのか。魅力の活かし方、伝え方次第なのではないかと思うと、もどかしい気持ちになります。一般の人に知ってもらわないと、この仕事をしたい人も現れません。今はインターネットのおかげで、ものをつくる人と使う人が、離れていてもつながることができる時代です。こんなところで、こんな人たちがつくっていると伝えていけます。今の自分にできることで、産地に貢献できることもあると希望を持っています。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

私はいま古民家のシェアハウスに、先に移住してきた産元のデザイナーさんと一緒に住んでいます。同年代の移住者が多いのも西脇に住みたいと思った理由の一つだったので、「加工場でどんなことしてるの?」「産元の仕事って?」「検査ってどんな感じ?」など、気軽に異業種の話を聞けるのがおもしろいです。それぞれの商社や現場で、デザインをする人、糸を染める人、織る人、加工や検査をする人、縫製をする人、生産管理をする人など、多様な仕事があり、事業所ごとに特徴があって考え方も違う。まずは見学に来て、人と会ってみるのが一番早いと思います。私がいま望んだ仕事をできているのは、産地へ足を運んだり、人に会って話を聞いたりしながら、少しずつ自分のしたいことに近づいてきた結果のような気がします。他の人ではなくあなた自身が何をしたいのか、それがかなう場所で、かなえられる人と出会えたらいいですね。
その時その時で、自分にとって正しい場所にいられたらいいかな。それが今の私には、西脇なんです。

仕事風景
髙井 幸一(たかい こういち)
藤岡彩音(ふじおか あやね)
■勤務先:
株式会社丸萬
■出身地:
大阪市
■出身校:
大阪モード学園ファッション技術学科
■仕事内容:
ポルス事業部 企画営業

「もの」と向き合うことが、ものづくりじゃない。
人との関わりから生まれるストーリーを、製品にして届けたい。

①西脇市へ移住した理由

専門学校を卒業後、大阪市内の繊維商社でレディースアパレルのデザイナーとして勤めた後、営業職へ転向し計8年間働きました。お客様と直接ふれ合う機会の多い職場を求めて転職活動を始めた時、播州織の存在を初めて知ったんです。こんな近くで、ものづくりに取り組んでいる産地があるのかと大いに興味を持ち、お客様にもつくり手にも近い立ち位置に惹かれ、株式会社丸萬への入社を決めました。特にオリジナルブランド「ポルス」は、地場産業に持たれがちな枠にはまったイメージを払拭する生地の斬新さや、海外販売にも挑戦している元気の良さと柔軟性に、ブランドとしての可能性を感じました。

②現在の仕事

つくることと売ることは直接つながっていると感じるため、ポルスの企画営業として、現場でのお客様の声をできるだけ本社に伝えるようにしています。ものづくりって、ものとだけ向き合っていてもだめ。買い手がいないと成り立たない世界ですから、どれだけお客様と向き合えるかが重要だと思っているんです。
国内のセレクトショップや百貨店への販路開拓に携わる際は、特にその姿勢を大切にしています。中でも百貨店のイベントは、お客様との距離の近さが魅力です。ある時、ひとつの商品を買うために、何度も足を運んで検討してくださるお客様がいらっしゃいました。本当に服がお好きな方で、「せっかくこんなにかわいい服を着るのだから、色やデザインを活かす着こなしを」と悩まれ、私たちと何度も相談をされお買い上げくださいました。
その場にある製品が売れるだけでなく、ブランドのファンになってくださり、次のイベントに足を運んでいただけるお客様に出会えるようになってきていることも、本当にうれしいです。
そんなお客様と向き合うためにも、生地の魅力、生まれた背景、製品の使い方や着こなし方まで、ストーリーとして伝えながらポルスを通じて様々な挑戦を続けたい。そしてそれが、ゆくゆくは播州織全体への注目に繋がればいいなと思います。

③播州織の魅力、産地の魅力

初めて現場を目にした時、力仕事の多さに加え、それぞれの工程へバトンを渡す時、たくさんの人の手が関わることに改めて大変な仕事だと実感しました。不眠不休で働く方、技術だけでなく精神面や体調面も気にかけながら、一生懸命に取り組まれている高齢の職人さんたちに出会ったことで、ものづくりには「人」が関わっているということが一層リアルに感じられ、重み、伝統、価値観も含めた地場産業の意味がわかるようになりました。
システム化された中でものがつくられる現代ですが、いいものはそう簡単には生まれません。例えば、弊社のカットジャカードと呼ばれるデザインは、一つひとつハサミを使って人の手で切ることで形になります。地場産業の良さって、こうした人の手がたくさんかけられ、つくられているところ。しかも播州織はプロフェッショナルたちがものづくりに取り組む分業制で、品質の高さを求めることへのこだわりが感じられるんです。
播州織の一番のアピールポイントは、こうした人の力。身をもって実感できたことで、プレゼンテーションや販売の現場に立つ時も、伝える想いに説得力が生まれてきた気がしています。

④西脇市に住んでみて感じること

人との距離が近く、温かいまちだと感じます。田舎と呼べる故郷を持たないので、実は西脇市に来るのがとても楽しみだったんです。時間がゆったり流れている気がして気持ちが落ち着き、自分自身にもゆとりが出てきた気がするんです。せっかく産地に来たので、ものづくりの知識をもっと深めたいと思っています。
そんな居心地の良さを感じると同時に、事業承継という大きな課題を抱えていることもわかりました。後継者を見つけるだけではなく、いろいろな要素を組み合わせて受け継いでいかないといけないのではないかと思っています。播州織という「名前」が地場産業ではなく、播州織をつくっているそれぞれの技術や工程ひとつひとつを地場産業ととらえれば、そこに他産地や海外もひとつの技術として加えてもいいのではないか。ものをつくるためのひとつのパーツとして技術があると考えると、播州織産地は集めたパーツを仕上げるところ、すなわち「播州フィニッシュ」とでも呼ぶべき方法を採り入れるのも、地場産業を残す一つの方法ではないかと感じています。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

今、西脇市はいろいろなバックアップ体制が整い、目標や夢をかなえるにはいい環境だと思います。他のデザイナー育成研修生たちが、それぞれの特徴や得意なことを打ち出している様子を見ることで「こんなことができるのか、じゃあもっといろんなことに取り組めるな」と、いい刺激を受けることもできます。
自分で生地を作り、自分で企画に関わり、自分で販売できるのは、川上から川下まで全部まとめて取り組める、この産地でしか体験できないこと。それが、ここの最大の特徴であり魅力です。万一つまずいて心が折れ、一度ゼロに戻ったとしても、自分のこだわりが通用しないことを体験するのは大切です。作り手の目線から考えることができる環境なので、改善への気づきや次のアイデアに繋がる切り口など、成長のために必要なものはすべて揃っていますよ。

仕事風景
足立 直人(あだち なおと)
藤岡彩音(ふじおか あやね)
■勤務先:
東播染工株式会社
■出身地:
三田市
■出身校:
上田安子服飾専門学校インダストリーマスターズコース
■仕事内容:
テキスタイルラボ プランナー

播州織を世界のテキスタイルブランドに!
広い視野で無限の可能性を追いかけたい

①西脇市へ移住した理由

12年前、あるデニムテキスタイルメーカーへ見学に行った時、そこで素晴らしいハイブランドの生地がつくられているにもかかわらず、そのことが、国内ではおろか地元でさえ知られていないことに衝撃を受けました。日本のテキスタイルが衰退している理由の一つは、国内にブランド力の高いテキスタイルメーカーが存在しないことだとその時から思っていました。私は13年間、東京のアパレルメーカーでパタンナーとして服づくりに携わる中で、多くの人と出会いたくさんの経験を重ねてきました。その経験から、多角的にテキスタイルについて考え、そしてテキスタイルのブランド化に取り組むことの準備をしていました。
平成30年5月に初めて播州織の産地を訪れた時、この産地が国内で唯一、先染め織物で一貫生産を行えるという強みを持っていることを知りました。加えて、まち全体でこの産業を残していかなくてはいけないという危機感を行政サイドも持っていることがわかりました。その中で、生地の価値を高めるためのプロモーションやビジュアルに力を入れ始め、ブランド化していこうという姿勢や想いが伝わってきた東播染工株式会社なら、それを具現化できると思い転職を決めました。
播州織の認知を進め、西脇のテキスタイルをブランド化したい。それが、私が西脇に来た理由です。

②現在の仕事

入社して3ヵ月間は、研修として工程順に現場を回っていました。染色、サイジング、製織、加工、いずれの現場も経験のないことばかりでした。200人近い従業員の全員が、お客様の手に生地が渡るまでの工程で、何かしらの仕事に携わっていることには感慨深いものがありました。どこかで不具合が起きると、お客様に渡せる生地になりません。ひとつの作業を大切にしていかなくてはいけないと思うのはもちろん、生地になるまでの工程や私たちの思いをお客様にもちゃんと伝え、知ってもらわなければいけないと感じました。自分たちデザイナー育成研修生が存在する意味や、テキスタイルを通して社会へどう貢献していくのかを自らも考え、それを周りに伝えることはとても重要だと思うのです。そういう意味でもこの研修期間は、かけがえのない素晴らしい時間でした。会社に感謝しています。
これから取り組みたいことは、自社テキスタイルのブランド化です。ブランド化のためにはまず認知度を上げること。認知度を上げるためには、良い生地をつくってお客様に満足していただくことが第一です。
人間が生きるうえで、テキスタイルは絶対必要になります。服やカーテン、ソファカバーなど、日々の生活はテキスタイルに包まれています。さらに広い視野でテキスタイルをとらえ、いろいろな用途や可能性を探り、提示していく必要があります。まずは東播染工株式会社が、そんなテキスタイルを生み出せる企業なのだと多くの人に知ってもらうことで、可能性を拡げていくのが自分の仕事。そこから産地全体のプロモーションにつながっていけばいいと思っています。

③播州織の魅力、西脇の魅力

デザインにも製品としての形にも、いろいろなバリエーションを生み出せることが、播州の先染め織物の良さだと思っています。テキスタイルは劣化しますが腐りません。さらに、毎日使用しない限り簡単に消耗もしないことに気づくことで、物が豊かにあふれたこの時代でも、心が豊かになるものを選びたいと、消費者の意識は変わっていくはず。消費者のニーズに応えるには、シャツ地やコート地といったさまざま用途や色柄に至るまで、自由度の高い播州織がぴったりです。まだまだバリエーション豊富にデザインできる可能性が大きいと思っています。
たとえば、素敵なカーテンに架け替えたら毎日眺めることが気持ちよかったり、ちょっと高価なシャツを着たら気分が上がったりするように、テキスタイルは人の心を豊かにします。そのテキスタイルが、どういう経緯で、どういう想いで、どういう手を通ってきたのか、共感されるストーリーがきっと存在するはずです。
一枚の生地ができあがるまでに、こんなに多くの人の手を通ることも、長い時間がかかることも、私自身、西脇に来るまで知りませんでした。テキスタイルをつくっている人たちのことに思いを致すと、自分たちにももっと伝えることがあるのではないかと思いました。「アパレルメーカーや一般消費者が知らない」のならば、こちらから発信し伝えていくことが大切。そうすることで、産地全体のことももっと伝わりやすくなるように思います。
大量生産の時代は産地一体でモノを考えればよかったのですが、これからは「ここの機屋は、これが得意だから」と、細やかにフォーカスを当て、紹介していくことが必要だと感じます。それがより多くの人に認知されることで、西脇のテキスタイルのブランディングをかなえることにつながるはずです。

④西脇市に住んでみて感じること

私の出身地三田市はベッドタウン。播州織のように昔から続く産業がありません。西脇市のように、地場の産業があるところは歴史が違うと感じます。産業の歴史は残しながら形を変え、成長していくものですが、加えて外からの目線を産地の中に採り入れ、新たな形に変えて外へ発信することが大切だと思うのです。テキスタイルを服という解釈だけではなく、もっと広い用途でとらえることができれば、新分野の開拓にも既存分野の発展にも貢献できるはずです。
新しいチャレンジには、時代の変化とともに考え方自体も常に壊していかないと、新しい発想も解釈もまず受け入れることもできません。
そしてもう、一つの業界だけで考えている場合ではないということです。人がいる限り必要とされるのが、テキスタイルです。異業種とテキスタイルは、どんなものでも関係を結べるので、どこに可能性が潜んでいるかわかりません。新規事業に対する研究や開発を、異業種はどうしているか、どう関わっていくのかを常に観察し、自社はどう動くべきなのかを考えること。動くためには、職人さんたちと共に視野を広げ、変化していくことが必要です。播州織は、このまちの歴史です。播州織をつくることは播州織の存在証明であり、この西脇の存在証明でもあります。播州織が発展することは、この西脇が発展することです。
自分たちデザイナー育成研修生の若い力を、どんどん生かしてほしいと思います。

⑤播州織産地に就職を希望する人へのメッセージ

自分のプロジェクトを明確にして、ここで何をしたいのかを考えてから来るべきです。
情報を集め、事前にインターンシップで来てみること、西脇で何ができるのかを自分でしっかり考えること。自分のプロジェクトに対し責任を持った行動をしたうえで、ここに来ることが絶対必要です。
私の目標は、東播染工株式会社を世界でトップクラスのテキスタイルメーカーにすることです。いつまでに何を実現したいのかを、ずっと明確に持ちながら仕事を続けています。たくさん失敗もしましたが、失敗も成功も行動しないと次には進みません。だからこそ、みなさんにこのチャンスを存分に活かし、ここでしかできないことで、自分を投企(*)してほしいと思います。

*投企(とうき):ハイデッガーによって提唱された哲学の概念。常に自己の可能性に向かって存在しているのが人間である。自分の存在を発見・創造するため、自分自身を未来に投げかけていくという思想。

仕事風景

播州織総合素材展2020 出展企業