播州織総合素材展2017
播州織ジョブフェア
播州織コレクション2017
2017年2月21日(火)/22日(水)
TEPIA 3F エキシビションホール
(公財)北播磨地場産業開発機構
公式facebookページ
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播州織ジョブフェア

オザワ繊維株式会社

募集職種
テキスタイルデザイナー 他
生地・モノにとらわれないクリエイティブな方

メッセージ

代表取締役 小澤國秀
弊社のキーワードは「クリエイティブ」です。それを活かすだけの土壌が弊社にはあります。産元業に加え、IT・酒・食品といった様々な事業を手がけていることで、人脈もネットワークも他社にはないものを持っていることが強みだと思っています。モノにとらわれず新しい未来をつくりたい。それが「クリエイティブ」という意味です。
弊社が取組んでいるものづくりは、人の思いや好きなことと、弊社のネットワークをはじめとする強みを生かし合い、融合させることから新しい何かを生み出すことです。
例えば、スカーフづくり。先染めという枠組の中だけで解決しようとしていた矢先、外部から「プリント」というアイデアが出て商品化ができました。外からの視点が入ることで、新しい播州織をつくることができる事例です。新たな用途開発をしてゆくヒントになります。
私たち産元業は、地元の人を幸せにしているのだろうかと考えることがあります。一企業だけが潤っても産地の構造は変わりません。町自体が活性化することを目的にした企業活動をめざすべきです。そのためにも「開発」をめざすこと。衣料だけを考えた今の播州織では、20代の新しい人たちの時代が来ない。播州織の今を活かした新しい産業を、この地につくらないとダメだと思っています。弊社は、そんな未来産業を創造する企業になりたいんです。
今の自分たちだけではそれができません。どんな分野でもいい。この西脇で一緒に未来産業を創り上げてくれる「クリエイティブ」な人材に来てほしいと思っています。今、息子たちをはじめ若い人に「西脇へ帰って来い」と言えるのか? 今の西脇に魅力を感じるか? 会社が楽しいと思えるか? 彼らが「うらやましい」と思うことをやらなくては。そういう意味でも、もう一つ。キーワードは「エンジョイ」ですね。
株式会社カゲヤマ

募集職種
営業
新たな販路を自分の力で開拓する覚悟とやる気のある人

メッセージ

代表取締役副社長 陰山和明
弊社は、やりたいことが何でもできる企業です。豊富な販路を持っているため、海外への開拓も応援できます。一方、営業職のフィールドは販路の開拓だけではありません。お客様の要望に合わせ、生地の企画やコスト管理も担当します。つくったものに最後まで責任を持つ仕事なんです。
仕事は自分で創り出すものだと、私は思っています。「教えてもらおう」「与えてもらおう」と、ただ待っていてはダメです。播州織産地は、ご存知の通り一貫生産なので、糸の染めから織り、加工まですべてが学べるところです。向上心さえあれば、自分で機屋へ出向いて行って質問することもできます。ぜひ自分から「教えてください」と言える人に、出会いたいと思っています。
播州織に関心を持った人には、服づくり以外の視点と発想を大切にしてほしいと思っています。シート・シーツ・小物・インテリア・靴・医療用……。生地には服以外にいろんな用途があるんです。デザイン力も必要ですが、素材の開発力も大切。あらゆる分野で、新しい道を切り開く力を磨いてほしいと思っています。
桑村繊維株式会社

募集職種
商品企画・デザイナー
自由な発想であらゆることにチャレンジできる環境です!

メッセージ

岡本夏実さん(西脇市出身)
カジュアル衣料をメインにしたテキスタイル・デザインを担当

中右幹子さん(加西市出身)
ドレスカジュアルシャツを中心にしたテキスタイル・デザインを担当
■楽しいところ、厳しいところ
企画には時間がかかるので、店頭で製品になった生地を見るとやりがいを感じます。一方、たくさんの柄を描くのに行き詰まることも……。それが苦しさを感じる時ですね。(岡本)
■産地のよさって?
初めて織機を見た時は感動しました。現場を知ることで、時間や労力も考えたものづくりができるようになります。(岡本)
染色や製織の現場にすぐ行けて確認できるのがいいです。職人さんたちの技があっての織物だとわかります。「なんとかします」っていう返答が心強い!(中右)
■播州織の魅力はここ!
知らないうちに播州織を使っているくらい、いつの間にか身近にあって日常生活に溶け込んでいること。これからは「これは播州織だ」とわかった上で選んでもらえるようになりたいです。産元ブランドが増えて「播州織フェス」ができたらいいですね。(中右)
■移住してきてほしいのは、こんな人
「播州織といえば桑村繊維」と言われるようになりたい。産業の伝統を一緒に大切にしてくれる人に来てほしいです。(岡本)
ファッションをコアに突き詰めたい、でもきっかけがない、どうしていいかわからない。そんな人は、まず産地に来て工場見学を。ファッションを深く知ることができる場所だと思えますよ。(中右)
株式会社斎藤商店

募集職種
①オリジナル雑貨の企画開発・生産・営業販売
②CGを使ったテキスタイルデザイン

メッセージ

代表取締役社長 内橋好克
若い頃は営業職でした。色・柄・糸使い・加工など、自分で考えた生地が製品になっているのを売り場で見つけるとうれしくて。わざわざ店頭へ見に出かけていました。播州織産地は、それができる土壌を持った地域なんです。
この産地の魅力は、先染め織物200年以上の伝統を自分たちの力で受け継いでいること。地場産業である以上、伝統を継承して地元に貢献したい。産地の盛り上げに一役買いたいと常に思っています。そのためにも、一貫生産の工程が持つストーリーも含め、お客様へ提案していける企業になりたい。自ら企画した自分たちの商品を、自信を持って提供できるようになりたい。これからは小物やシャツなど、製品化のアピールも必要な時代だと思っていますから。
そのためにも、まずは現場を知ることです。工場をまわる、職人たちの話を聴く。基本を知らないとアレンジも工夫も、商売もできません。現場を知ることも楽しめる人、それが大切だとわかっている若い人に出会いたいです。我々産元だけではなく、機屋も含めた播州地域全体で、一緒にものづくりに取り組んでゆきたいですから。
島田製織株式会社

募集職種
企画・生産・営業
創造力と好奇心を武器に、取引先へのプレゼンテーションに取組める人

メッセージ

代表取締役 嶋田幸直
提案のできる人材を育てたいと思い、10年前から取組み続け実績を積んできました。5年前からは製品化への挑戦も初め、生地や素材をきちんと理解しながら製造販売ができるプロジェクトとして育っているところです。
弊社の強みは、そんな10年間の取組みに裏付けられた企画力。特にここ5年は、製品づくりまで一貫して行っているため、消費者の反応を見ながら開拓ができていることです。これからは、ものづくりができる人、創造できる人、お客様にこちらからプレゼンテーションができる人が重要。お客様の発想以上のもの、思いつかなかったようなものを提案していく必要があると思っています。
今あらためて思うことは、企画・生産・営業に携わる人材を育て「生地をきちんと売っていこう」ということ。そのためには、今までと同じやり方ではダメ。学んできた知識だけじゃなく、好奇心や情熱が大切です。自分で仕事をつくって開発できる自主性や、海外にも目を向ける開拓者精神もぜひ発揮してほしい。
西脇のどこで、誰が作って、何を売ろうとしているのか。きちんと産地・西脇に根づいたものづくりがしたいんです。それがそのまま特徴のある製品となって、世の中の発想を超える提案につながると思っていますから。
株式会社泰久商店

募集職種
営業
お客様の意向を活かしながら生地開発・販路開拓を

メッセージ

取締役部長 村上忠敬さん

販売部部長 藤原久徳さん
これからは、ますます産元からの提案が大切になる時代です。
お客様がつくろうとしているものを上手に聞き出し、アドバイスができること。会話をしながら方向性を決め、組み立てられる経験を積むこと。お客様がイメージしている柄の意向を、反映させられるだけの企画力を向上させること。それらの積み重ねに加え、最終製品の知識を採り入れた生地開発が理想の形です。
これまで以上に「何でもやってやろう」という意欲を持って、ものづくりに向かう機運をさらに高めなければと感じます。他産地との協力体制で、いろんな刺激を採り入れることも必要な時代かもしれません。播州織の品質のよさは行き届いてるのだから、そこに機転と発想を加えてゆきたいと思っています。
弊社には、古い歴史を背景にしたいろんな資料が眠っています。ノウハウの蓄積はたっぷりあるんです。そこに企画力を組み合せ、新しいものづくりをめざしたいですね。
近年はお客様の要求も、機能性・新素材・風合いなど他品種になってきました。新しいものを取り込むだけの知識を持った若い力に、期待したいですね。
大化産業株式会社

募集職種
テキスタイルデザイナー
お客様が求めるイメージに合った図柄を制作

メッセージ

代表取締役社長 高橋良彰
「産地の企業である以上、技術を持った会社になりたい」
そんな想いを大切にしながら、技術力を必要とする難易度の高い生地づくりに取組んでいます。デザイナーには難しい要求も多々あります。お客様からイメージだけを伝えられ、それを図案化するわけですから発想力が必要です。時には100案、200案のスケッチを求められることもあります。やりがいと達成感は十分ですね。
生地の基本は糸と織です。素材の持つクセを糸から学び、その魅力を最大限に活かせる企画ができるよう勉強してほしい。でき上がりの表面だけを見るのではなく、加工で変化する生地の顔を想像するためのポイントをつかんでほしい。肌で感じ、脚で稼ぎ、自分の意欲次第で吸収できる。それが産地で仕事をするメリットです。勉強ができる場所へ、ぜひ飛び込んで来てください。
いろいろな企業が寄り集まった形が、播州織産地のメリットです。産地の中で共存共栄できる体制を整え直し、ずっとものづくりができる組織としての産地であり続けたい。だからこそ私たちは、地元に根を張る技術職の人を育てたいと思っています。
内外織物株式会社

募集職種
テキスタイルデザイナー
情報・トレンド・アイデアを持ち込み新しい発想を!

メッセージ

代表取締役 高瀬義之
もともと弊社は、著名ブランドの生地をいくつも担当する「縁の下の力持ち」。取引先もデパートや専門店が主力なので、企画・提案ができる人は内容次第でプレゼンテーションをして採用され、店頭に自分が企画した生地を使った製品が並ぶ……という可能性が十分あります。
そのためには、自分の足で動き、今の流行やトレンド、世の中で受け入れられているものを参考にしながら、次のアイデアをテキスタイルの企画に出せること。弊社には布ブランド「nunono(ヌノノ)」もあります。受注生産による生地開発だけでなく、オリジナルブランドの看板にもなるような新たな生地の発想を求めています。
既成概念という一定の枠の中から飛び出せないまま、ものづくりをしている現状で、消費者を無視するくらい勢いのある斬新な発想ができないか。そこから、衣料を離れた提案も生まれ新しい着眼点で可能性が広がってゆくと思っています。
先染め織物である播州織の産地で知識を身につければ、どんな繊維でも扱えるだけの力がつくはずです。服飾に役立つ知識は、メリットよりむしろデメリット。生産の現場にいればこそ見えて来ることばかりです。それでこそ、消費者目線でものがつくれる人になれるんです。ぜひ産地に来て、あなたのアイデアを形にしてください。著名ブランドの店頭にあなたの生地が製品化され、並んでいる日も遠くないかもしれません。
株式会社西脇小西

募集職種
生産管理・営業
生地ができあがる流れの中で、織物全般の知識を身に着け営業へ育成

メッセージ

代表取締役 村上公晴
産地や企業を育て続けるのは人材。残念ながら、今はまだ育成不足を感じます。
弊社で育ってほしいのは、産地も織物も好きになってくれる人。だからこそ営業として産地をまわり、機屋や工場など現場とのやりとりから、ものづくりの魅力を感じてほしいと思っています。
営業の仕事は、糸に合う加工や織の密度など、織物の用途に応じた加工方法を勉強し、見極められる知識を持っていないと務まりません。さらに「いつ織り上がる?」「いつ加工に出せる?」「いつ出荷できる?」といった納期管理のノウハウを覚えていくのも、現場での受け渡しを通してです。まずは織物全般の知識を3年ほどで身に着けていただき、織物や産地への疑問点、想いのズレなどもしっかりフォローしながら、丁寧に大切に育てていきたいというのが弊社の方針です。
弊社は、やっぱりテキスタイルにこだわりたいんです。ここは産地である前に、ものがつくれる「土地」です。ものづくりに取り組みたいけれど、どこでつくれる? どうやってつくる? わからない人は、とにかく一度来てください。現場を見れば、最初は興味が薄くても「おもしろかった」と思えるものですよ。
株式会社播

募集職種
織布工場スタッフ
経験がなくてもOK! ものづくり現場に若い力を

メッセージ

代表取締役社長 棚倉和久
加西市の織布工場を増設中です。製織というものづくりの現場に、若い力が根付いてほしいと思っています。
昨年、弊社では東京文化服装学院の産地研修で受け入れた、鬼塚創が入社してきました。今は、
「受渡し」と呼ばれる分野に携わり、産元業の仕事の流れをつかむ勉強中です。
百貨店の催事や展示会では、図案を企画し、組織を考え、生地の加工も縫製も自分でこなしました。さらに、弊社ブランド「Fabori(ファボリ)」のストールは、鬼塚が生地のデザインから携わり製品化まで担当しています。すべてやってみないとわからないことです。自分で勉強して様々なことを感じながら、試行錯誤の中で頑張っているようです。
生地のままでは、製品ではないのでブランド化が難しいことはよくわかっています。弊社としても、製品化へ進みたい想いはありますが、ハードルの高い縫製を現状の設備でどうするか、まだまだ課題は山積です。
弊社の魅力は、平均年齢が40才弱と若い会社であること。だからこそ、意見を言える雰囲気づくりに尽力しています。やればやっただけ上がってゆけるチャンスも用意されています。将来的な人材として、ぜひ自分の意見をしっかり持った若い人に出会いたい。弊社で頑張って欲しいと思っています。
株式会社丸萬

募集職種
POLS(ポルス)縫製企画&パタンナー
商品企画における縫製サイドの開発、生産業務
*POLS(ポルス)とは……
POLSは、創業117年の播州織生地メーカーの丸萬と、
テキスタイルデザイナー梶原加奈子氏とのコラボレーションで創る、
テキスタイル関連商品のブランドです。
POLE STAR (=北極星)から名付けられたPOLS。
北極星が、旅人の「道しるべ」になるように、
日本の地方発信のものづくりの「道しるべ」になれるよう、
志を高く持って、取り組んでいます。
丸萬が誇る世界レベルのジャカード織技術と、
梶原氏の“擬態(ギタイ)”をテーマとしたデザインが融合し、アート作品を思わせる
だけど、どこか人懐っこいモダンテキスタイルの魅力を発信します。

メッセージ
2015年、何処へむかうと、見えぬまま、船出したPOLS。
何でも安く、簡単に手に入ってしまう時代、
織物メーカーの自分たちだから見えるモノやコトにフォーカスすることにしました。
織物メーカーとしての事業と、顧客や販売形態が全く違うものだから、
一つ一つ手探りで積み上げてきました。
運良く、社内外、とても個性的なチームメンバーがつながり、
小さいながらも前へ進むことが出来ています。
でも、見ている空はずっと広いので、もっと遠くへ行きたい。
遊び心のあるメンバーとPOLSの“enjoy fabric”の世界を創り、
西脇の魅力と共に伝えて行ければと思います。
【POLS 事業部長 丸山洵平】

【常務取締役 藤本博史】
「POLS商品企画における縫製サイドの開発、生産業務を主としますが、期間催事における店頭販売から、バイヤー対応、取材対応、在庫管理、展示会準備……多様な仕事があります。まだまだ未熟なブランドゆえ、『一緒に作り上げる!』ことを楽しめればと思います。
また、弊社の基幹業務である服地の生産・企画・販売業務など、POLS以外の多様な仕事を依頼することもあります。それらの業務を通して生地の知識を勉強できる環境にあります。
求めているのはファッション性の向上をめざし、自社で『いいもの』をつくるための土台づくりを一緒にしてくれる人。製品化に積極的に携わりたい方には、活躍の場がたっぷり用意されています。
夢をもって歩くためには、変革が必要です。『絶えず新しいことに挑戦し、社員に夢と希望を持って楽しく働いてもらおう』。そんな社長の思いを、POLSという世界でぜひ体感してください。」
【常務取締役 藤本博史】
丸和商事株式会社

募集職種
生地の生産企画から販路開拓まで
ファッションの勉強がこれからでも大丈夫

メッセージ

代表取締役 植山展行
明るい・元気・前向き。やっぱり一番出会いたいのは、こういう人です。
弊社は、海外も含めグループ企業の販路が豊富。特に販売の分野に関しては活躍の場が多い職場です。また、自社の織物工場では風合いづくりの勉強もできます。
ものづくりから販路開拓まで、産地一体となって仕事をしている気持ちが強い企業ですので、自分がやりたいことやテイストに合うかどうか、ぜひ一度その目で確かめに来て下さい。
弊社は、まだまだこれから前進・向上をめざす若い企業です。自分の手で道を切り開きたい人に、ぜひ挑戦してほしいと思っています。
明晃商事株式会社

募集職種
営業
専門知識をしっかり身に着け、経験を積める方

メッセージ

取締役社長 東田義己
弊社の基本は、どんな時代であっても「いいテキスタイルを、きちんとつくる」こと。しっかりした管理をして、しっかりした生地をつくる。まずは、ここに力を注いでいます。
シャツ地の扱いが中心の弊社でしたが、近年ではユニフォーム生地や、播州織の帆布生地も人気があります。特に帆布は、バッグやスニーカーの生地として製品にもなっていますし、コート地やアウトドア用品としても応用ができますので、カジュアルなフィールドへの展開も徐々に進んでいます。
今の産地には、若い人の「夢」が必要です。デザイナーへの夢を持って西脇へ移住して来た多くの若い人たちを見ていると、播州織も最終製品化をめざし産地全体で縫製の勉強をスタートさせる時期かもしれないと思います。トレンドなどの情報をデザイナーたちを通して産地に採り入れ、機屋で形にしてお客様のもとへお届けする。そんな流れが、新しい播州織をつくりだしてゆくのだろうと思うんです。最終製品は、まさに「夢」の形ですね。
企業データ
■社名:明晃商事株式会社
■住所:兵庫県西脇市野村町1298
■電話:0795-22-5797
■ホームページ:なし
東播染工株式会社

募集職種
テキスタイルデザイナー
即戦力として活躍したい方

メッセージ

常務取締役 竹内康平
弊社は産地内で唯一、一貫生産体制を持った企業です。
イメージしたものをすぐ形にできる上、イメージと異なっていればすぐ修正も変更もできる。ものづくりに携わるクリエイターにとって、生産設備を持った企業は大きな魅力であると思います。
今後は、こだわったものや特徴的なものにも挑戦し、最終製品をイメージしたものづくりにも取組んでいきたいと思っています。
産地や播州織にどっぷり入りすぎると、見えなくなることやできないことも出てきます。できあがった街ではなく、伸びしろも可能性も豊かなこの産地に共鳴できる人に、外からの視点を持って入って来てほしい。自分の考えを伝える気概と感性を、持ち込んでほしいと願っています。
遠孫織布株式会社

募集職種
テキスタイルデザイナー
製織にかかわるすべての工程から営業まで

メッセージ

代表取締役 遠藤由貴
うちは家内工業です。なので「これしかできません」ていうのはNGです。現場をすべてわかった上で営業までこなせる人。私と同じことができる人になって欲しいんです。裏を返せば、ただの駒で終わるのではなく、自分のやりたいことはどんどん主張でき、やりたいことが何でもできるんです。
自分で企画したデザインを、隣にある機械で織れてカタチにできる。時差もなく実感できるのは、自分でものをつくりたい人には楽しいと思います。展示会に出展して評価をもらうことも、オリジナルの生地を提案することもできます。
春にショールームも完成しました。ジャガード柄の仕上った生地を見た瞬間、それまでのイメージが変わったという見学者が多いんです。取組めることの幅が広いし、奥も深いことを実感してもらえるのだと思います。
まずは工場見学に来ませんか? 産地で、自分の手で、オリジナル生地をつくってブランドを立ち上げてくれたらいいんです。遠孫織布の中にいろんなブランドが作れたら楽しいと思っています。
大城戸織布

募集職種
テキスタイルデザイナー
生地のデザイン(柄・組織)企画・製織・加工・提案(営業)まで熟せる人

メッセージ

代表 大城戸祥暢
最近、機屋の人気が上がってきました。自分でものづくりをしてみたいという世代が増えてきているんです。
うちの工場では、でき上がったものをデザインと呼ぶのではなく、企画を考え、材料等にこだわり、素材を創りあげ、表情(風合い)を確認する……それら一貫した工程そのものを「デザイン」として捉えています。ですからテキスタイルデザイナーといっても、企画して組織を作成するだけではなく、お客さんと交渉する営業職もこなします。現場では糸や織を調整して試織もするし、加工機で洗いにかけて風合いを出すところまでやって、お客さんと刷り合わせをするんです。時には織機の故障にまで対応しますから。
4年前、弟子として「修業」に来た穐原真奈(あきはらまな)も、今では自分の担当を4~5件持って、お客さんと直接話しながらものづくりをしています。自分で考えて、つくって、加工する面白みを感じ始めているところでしょうね。こんな機屋女子は日本に一人じゃないかと思います。
弟子は師匠を越えることが目標です。師匠の方は越されないために、勉強を続けることが大切。常日頃から「下剋上上等!」って伝えてます。
今までも和紙やアルミなど、糸にこだわって生地をつくってきましたが、これからは撚糸機や紡績機を使って、オリジナルの糸をつくるのが目標です。独自化・差別化の材料はたっぷり揃っているので「こんな生地が作りたい」「自分で考えてものづくりがしたい」と言う軸を持った人には、ぜひ一度足を運んでほしいです。
服部テキスタイル株式会社

募集職種
*営業 *企画・デザイン(テキスタイル・ファッション)
*パタンナー(CAD使用) *染色・加工(理系)

*イメージ写真
メッセージ

代表取締役 服部茂和
弊社のテーマは「ホテル文化の向上に貢献できる企業であること」。
ペニンシュラ、リッツカールトン、パークハイアット、マンダリンオリエンタル、コンラッド、帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニ、パレス東京、東京ステーションホテル、セントレジス大阪など……。国内ほとんどのラグジュアリーホテルを取引先に、ベッドリネン製品やテーブルクロスなどの資材供給に関わっています。
営業職は、そうした取引先ホテルを自分の足で回り、楽しみながら販路開拓に取組める方。企画・デザイン職は、テキスタイルに限らずファッションにも興味のある方。テーブルクロスやリネン類が中心ですから、テキスタイルデザインに求められるのは色柄の変化より、どんな糸でどんな光沢感が出せるのか。厚みと光沢感とやわらかさ……これらをミックスした生地の企画が求められます。
またこれからは、ナイトウェア中心から家庭用品への進出も視野に入れたパタンナー職も求めています。さらに弊社では染色・加工も大切なフィールドです。加工の方法を知らないと新しいものづくりはできません。工夫する力があって初めて、新しいものが生み出せるのです。ですから、今わからなくても「学ぶ力」がある人たちに来てほしい。ものづくりが好き、繊維が好き。そんな熱い思いを持っている人たちにぜひ出会いたいと思っています。
この産地の魅力は、糸染めから製織、加工まで一貫生産であること。産地に入って初めてわかる「ゼロからのものづくり」の楽しさだと思います。その中でも弊社は、自社製品専用のオリジナル特殊糸の開発から、製織・加工まで一貫生産体制で取組んでいるため、企画・デザイン・縫製まで、常に開発し、常に提案し続けるための人材を求めているのです。
人に感動してもらえる工夫をすることが、おもしろいと感じられる人。今まで世の中になかったものを、一緒に生み出していきませんか?
有限会社玉木新雌
播州織の魅力-玉木新雌さんに聞く
■西脇市へ移住した理由はなんですか?
~自分の創りたいものをどこでどうやったらできるのか~

2006年に西脇市へ移住しました。それまで私は都会に住んでいて、西脇に生地を発注していたのですが、なかなか自分の創りたいものができてこない。自分が創りたいものを実現するために、だめもとで産地に飛びこんでみようと移住を決意しました。現場の職人さんと繰り返しコミュニケーションをとることで、なぜできないのか理由がわかるようになり、それならこうやってみたらどうか、また、そこでできないなら他の職人さんを紹介してもらい、どうやったらできるのかを相談しました。そうしたことを繰り返していくうちに現場の事情や技術がわかり、更に新しいアイデアも生まれてくるようになりました。
■播州織の魅力、産地の便利さとは?
~高い技術力があり、織物に必要な全工程がある~

例えば、イタリア製の織物は日本製にはない微妙な色使いがみられます。どうやったら、こういった色をだすことができるのか…。播州織ではたて糸とよこ糸の組みあわせで、玉虫色のような微妙な色を表現することが可能で、そうした高い技術力があるのが播州織の魅力の一つです。播州織を作る産地である西脇には織物の全工程があります。生産現場が近いので、直接行ってみてコミュニケーションをとることで新しいものを創ることが可能です。織物の全工程が今もあるということが大事ですね。海外生産が主流になっていますが、自分が着用しているものがどこでどのようにつくられているのか、生産背景が明確であることに意味があると私は考えているので、店の隣に工房を設置し、店内からものづくりの様子が見えるようにしています。
■西脇市で働きたいという方に向けて。と
~自ら考え、行動できる人~

私の会社では、パーツで仕事をふらないようにしています。まず織物の全工程、どこでどういう仕事がされているのかを理解してもらった上で、店頭での接客、創った作品がどのように買われていくのかも体感してもらいます。それらを経験し、自分の得意とするポジションはどこなのかを考えてもらい、その部分を伸ばしていきます。ものづくりから販売までのプロセスを理解することによって、他の人がどういう仕事をしているのかが把握でき、チームワークが高まります。決められた仕事をやるのではなく、自ら考え、行動できる人がいいですね。
■tamaki niime
■兵庫県西脇市比延町550-1
■TEL.0795-38-8113
■tamaki@niime.jp
■niime.jp
株式会社テキスタイル来住

募集職種
工業デザイナー的センスを持ち、製品イメージを創れる人

メッセージ

代表取締役 来住昇三
1980年の創業以来、ホテルやレストランで使用する業務用テーブルクロスを中心に、ナプキンやランチョンマットなどのファブリックアイテムからホテル客室用品まで、開発・製造・販売を手がけています。
弊社が最終製品にこだわるのは、お客様に「こんな想いを込めてつくりました」と伝えることができるから。自分の手でつくり自分の手で販売してこそ、お客様の笑顔に出会うことができます。ビジネスの楽しさは、ここにあると私は思っています。
弊社の特長は、社内に開発の仕組みが整っていることです。アイデアスケッチをおこし、デザインをアレンジすることから、試織、販売まで。お客様が望むスピード感に応え、安心していただける体制を整えています。
2014年に新たな事業領域の拡大をめざし、デジタル捺染機(インクジェットプリント)を導入しました。生地の開発から、織り上げ・プリント・縫製まで社内一貫で行えるため、小ロット・短納期を実現。綿・麻・ポリエステルなど様々な生地へのプリントや加工にも対応できます。このデジタル捺染機を活用し、先染めとプリント(インクジェット)の融合から新しい可能性を見つけられるのではと期待しているところです。
ぜひ一度、ものづくりの様子を見に来て下さい。一歩を踏み出し、チャレンジと体験を重ねない限り、本当にやりたいことは見つかるものではありません。たっぷりの好奇心と、日々の変化に興味を持てる敏感さで感性を磨き、繊維業界の枠を越えて活躍できる人材に育ってほしいと思っています。
企業データ
■社名:株式会社テキスタイル来住(キシ)
■住所:兵庫県西脇市比延町361-1
■電話:0795-22-0284
■FAX:0795-22-1128
■mail:kishi-ss@tex-kishi.co.jp
■ホームページ:http://www.tex-kishi.co.jp